岩手くずまき高原カラマツとは?
《認証シール》
葛巻町周辺(葛巻町、岩手町、岩泉町、盛岡市)で環境に配慮し生産されたカラマツのことです。
平成23年6月に「岩手くずまき高原カラマツ認証協議会」が設立され、認証シールを出荷木材に貼り、生産履歴の明確な合法木材であることを照明された木材です。
カラマツとは?
日本に産する針葉樹のうち唯一の落葉樹です。北海道、東北地方、本州中部の寒冷地帯に多く植林されています。秋には黄金色に紅葉します。
広域で取組む理由は?
葛巻町と隣接する市町とが協力することで、資源量を確保し、品質の確かな建築木材を安定的に供給ができるようになるからです。また、岩手の林業従事者の雇用機会の増加と産業の振興にもつながります。
カラマツ材の特徴と利用
木のやさしさを存分に感じるインテリア。デザイン性はもちろん調湿作用や断熱作用で体にも優しい素材です。
単位重量あたりの強度が強いので軽量化、コスト低減が図れます。強度があり軽量でアーチなど自在な形状が作れます。
首都圏の施工会社でも利用されています
株式会社藤島建設(埼玉県川口市)では岩手くずまき高原カラマツを使った構造材の実物大住宅モデルで耐震実験を実施。構造材は阪神淡路大震災と同じ(800ガル)振動にも十分に耐えられました。
岩手くずまき高原カラマツの定義
- 素材のカラマツは、葛巻町、岩手町及び盛岡市玉山区に生育したもので、その森林所有者がブランド化に賛同していること。
- 対象となるカラマツはの伐採に当っては、環境に配慮した森林の取り扱いを行っていること。
- 大面積伐採を避けるため、1ヶ所あたりの伐採面積は20haを限度とすること。
- 伐採や運材作業時には、林床のかく乱防止に配慮すること。
- 伐採木は林地に残さぬようできるだけ活用に努め、止むを得ず残す場合は、流出の恐れが無いよう、沢の想定最大水位高から2m以上高い位置に積むこと。
- 製品となるカラマツ製材品(集成材を含む)は、合法木材であること、生産履歴が明らかであることを担保する県産材認証制度に則った製品であること。
- 生産・加工・流通の過程で対象地域外の材と混合しないよう取り扱うこと。
事業内容
年度 | 事業内容 |
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平成25年以降 |
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平成24年 |
◆認証材需要の掘り起こしと供給体制の強化
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平成23年 | ◆認証材の出荷 出荷量:297m³ (H23.6~H24.3)
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平成22年 |
◆「岩手くずまき高原カラマツ」認証検討会議 北上川上流流域森林・林業活性化センターにおいて、関係者による『「岩手くずまき高原カラマツ」認証検討会議』組織し、課題について検討・協議のうえ、合意形成を図りつつ、第三者からも信頼感が得られる「岩手くずまき高原カラマツ」の認証の仕組み等を決定。 【委員構成】 |
平成22年以前 |
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